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“世にない商品”を生み出す新手法

2017/01/17(火)22:00

不特定多数の個人から資金を集めるクラウドファンディングとしては後発のマクアケが注目を集めているのは、地域の金融機関と連携をした仕組みをつくったからだ。金融機関は融資を希望している企業をマクアケに紹介、マクアケはその企業と面談、調査し、そのプロジェクトに可能性があれば、クラウドファンディングを実施する。金融機関はその結果を見て、事業としての可能性があるのかどうか判断し融資をする。手がけるのは坊垣佳奈さん。岐阜県関市にあるツカダ。プレス加工を営む地方の典型的な町工場だ。2代目社長の塚田浩生さんが考えたのが、6通りの使いみちのできる多機能のカギ型金具「キークエスト」。量産のためには資金がいるため、地元の金融機関にいくが、すぐには融資をしてくれない。そこで塚田さんはマクアケを活用してみることに。果たして塚田さんの思いは実現するのか? マッチングネットワークサービスのリンカーズという会社がある。前田佳宏さんは同社が選んだ地方の優秀な中小企業を集結させ、大企業との橋渡しをする新たな仕組みを考えた。新しい点は各地域の中小企業の経営支援に携わり、長年にわたり信頼を築いている各地の産業支援機関や専門家の人材に目を付けたこと。彼らを介してパートナーとなる優秀な中小企業を発掘していく仕組みを構築した。現在1700人の目利きコーディネーターを確保している。現在、リンカーズが取り組んでいるのが、カルビーとの製品開発。アンテナショップ“カルビープラス”専用の機器をつくるという。店舗でポテトチップスを製造するにはじゃがいもの皮をむく機械が必要となるのだが、現在は手作業で行っているという。手作業ではどうしても効率が落ちるため、販売ロスにもつながっていた。その機械を共同開発してくれる企業を探していた。前田さんが構築した大手企業と地方中小企業のマッチングのシステムはカルビーの要求に答えることができるのか?

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“異色の企業”が名産品をつくる!

2017/01/10(火)22:00

企業の得意分野の技術やノウハウを、ピンチに直面する地方で活用して、新たな「名産品」を生み出す挑戦を追う。企業にとっては、本業の“頭打ち”感を補う新たなビジネス展開のチャンスにもなる。一方で地方にとっては、雇用が生まれるだけでなく、新たな特産品が誕生し、地域の活性化につながる可能性を秘めた取り組みだ。大分県と高知県で始まった挑戦を、半年にわたって密着。その行方は−−。  ボートに搭載するエンジンや農機具を製造・販売する「ヤンマー」。漁業の衰退で、その事業も先行きは見通せない状況だ。そのヤンマーが将来を見据えてタッグを組んだのが、大分県・国東の漁師たち。太刀魚漁などを生業にしていたが、深刻な不漁に加えて担い手の高齢化と後継者不足に悩んでいた。  取り組んだのは、牡蠣の養殖…。北海道の厚岸、宮城、広島といった牡蠣の“有名ブランド”を相手に、あえて差別化を図る特別な牡蠣を作ろうという狙いだ。その名も、「くにさきオイスター」。責任者は、ヤンマーの加藤元一さん。  一般的に、牡蠣の養殖はホタテの貝殻に牡蠣の稚貝を付着させて海に沈めて育てる。これに対して、加藤さんの養殖法は、牡蠣をカゴの中で育てるという育成法。成長に合わせ、生育場所を水槽や干潟、沖合の海中と変えていくキメの細かい手法だ。手間はかかるが、濃厚ですっきりとした味わいに成長するという。この冬、レストランへの出荷を目指して養殖が進んでいた。その結果は、果たして…。   高知・南国市。かつては“石灰の街”として栄えたが、石灰の需要減少とともに、工場は激減…。そこに本社を構える老舗・井上石灰工業は、新たなビジネスを生み出そうと動き出した。切り札は「ICボルドー」という石灰から生み出した農薬と、石灰についてのノウハウ。これらを武器に、高知ではそれまでになかった産品を生み出そうというのだ。狙ったのは、ワインの原料となるぶどう作り。奇抜とも思える、この挑戦の結末は…。

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