どう働く?“人生100年”時代

2017/05/16(火)22:00
 「ガイアの夜明け」が2002年にスタートして15年。日本はその間、大きな変貌を遂げた。たとえば、「長時間労働」が当たり前だった日本のサラリーマンだが、いま、逆に残業を減らそうという動きが加速…。これまで信じられてきた考え方が急速に価値を失い、それらと正反対の価値観が見直されようとしている。
 日本は何を求め、どこへ向かうべきなのか。「ガイア」では15周年を迎えたこの1年間、「ニッポン転換のとき」という通年企画を通して、新たな時代の日本のあり方について考える。
 1回目のキーワードは、「人生100年」と「働き方」。日本の100歳以上の人口は、2050年までに100万人を突破するという。2007年に生まれた子供の半数は、107歳以上まで生きるとされる。超“長生き”が実現すると当然、食べていくための「お金」も必要に…。
 これまで、サラリーマンは「60歳定年」「70歳まで働く時代」などと言われていたが、さらに高齢まで働かないと、生きていけない時代になる。そんな状況に対応しようと、今、働く現場でも少しずつ変化が見え始めてきている。これからの時代に合わせた新しい働き方とは、一体?
 日本の企業のほとんどは、「副業禁止」だが、なかには副業を奨励する企業も。ITベンチャーの「エンファクトリー」では、逆に「専業禁止」を打ち出し、新入社員から複数の仕事を持つよう促している。日本に根付いた働き方はいま、転換の兆しを見せていた。
 4月、元大手自動車メーカー社員の男性がIT企業「サイボウズ」に「複業」採用された。新潟県で自営業や農業をこなす傍ら、サイボウズでも働く、というスタイルだ。新潟〜東京間を行ったり来たりする生活が始まった男性が、「複業」に求めたこととは? 一方、サイボウズが男性に期待する成果を満たすことはできるのか? 「超長寿」時代の企業と従業員、それぞれの模索を追う。
 東京・渋谷の「ランサーズ」。仕事をしたい人と、仕事をお願いしたい人をネット上でマッチングしてネット上で完結する“クラウドソーシング”というサービスを展開している会社だ。ネットを使うことで、いつでもどこでも働ける社会を目指している。4月に発表した「POOK」という新サービスでは、それぞれの人が「得意なこと」が仕事にできるという。たとえば家具の組み立てが得意なら、それをネット上でアピールし、家具を組み立てて欲しい人から「仕事」を受注する、という枠組みだ。
 このサービスを使って、自分の“得意”や“趣味”を生かして新たな仕事を始めようという人を追い、これからの時代の「働き方」を描く。
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