プロ経営者は会社を変えるか?

2015/07/21(火)22:00
創業から91年という老舗の玩具メーカー、タカラトミー。「トミカ」や「リカちゃん人形」、「プラレール」など、これまで数々の人気商品を生み出してきた。ところが、ここ数年はヒット商品が生み出せず、売上げが低迷。創業家3代目として社長を務めてきた富山幹太郎さんは、初めて外部から経営者を招くことにした。それが、オランダ人のハロルド・ジョージ・メイさん(51歳)。メイさんはハイネケンの日本支社を皮切りに、ユニリーバ・ジャパン、サンスターで勤務。日本コカ・コーラでは副社長を務めた。いわば“プロ経営者”だ。メイさんはさっそく62あった部署を2割削減するなど、組織の合理化と若返りを断行。若手社員たちが自由にアイデアを出せるよう、様々な改革に乗り出した。“プロ経営者”によって、老舗玩具メーカーはどう変わるのか?一方、日本の中小企業の経営者の多くが後継者問題で悩んでいるという。「親族に後継者がいない」「従業員に適任者がいない」といった理由からだ。そんな問題を解決する手段として、今「M&A」が注目されている。会社そのものを他の企業などに売却。その企業が選んだ人物に経営を任せるという手法だ。長野県駒ヶ根市にある中小企業「天竜精機」。電子機器用の業務用機械を製造している会社だ。そこの三代目、芦部社長も後継者問題に悩んでいた。4人の娘はいずれも会社を継ぐ気はなく、従業員にも適任者がいないのだという。そこで、M&Aによってあるコンサルティング会社に株式の7割を売却。その会社が連れてきたのが、大手メーカー日立のグループ会社に30年以上務めたという小野賢一さんだった。小野さんは営業の経験が長い上に、工場の責任者を務めた経験がある。新社長に就任した小野さんは、さっそく大手の視点で天竜精機の舵取りを始めた。M&Aという手法を通して、大手出身者に会社を託すことにした中小企業。果してうまくいくのか?
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