【ロングセラー研究所】永谷園のお茶づけ

2015/09/23(水)23:00
これまでに250億食も販売された「永谷園のお茶づけ」は、1952年、永谷武蔵と息子の嘉男が開発しました。原料は抹茶や塩、昆布などを固めた粒とあられ、海苔だけ。嘉男はシンプルでまた食べたくなる味を追求しました。もうひとつの嘉男のこだわりが、歌舞伎の舞台幕をもとに考案したデザインです。これらが功を奏しすぐに人気商品となりましたが、パッケージがそっくりな模倣品が出回り売れ行きが落ちてしまいます。そこでパッケージに「永谷園」を入れて商標登録し模倣品の撲滅に成功しました。さらに人気を呼んだのが、葛飾北斎の富嶽三十六景などの浮世絵のカードで、計458種類を商品に同封しました。これが後の浮世絵ブームのきっかけになったと言われています。2000年以降は米の消費量の減少を受け販売数が減少しましたが、永谷園はお茶づけにさまざまな具材をのせる新しい食べ方を提案し、売り上げの拡大を図っています。


取材先

・永谷園

・太田記念美術館

・ゆやだに宗円さんの里づくりの会
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