新型「ロマンスカー」公開 “鉄道”強化の裏で進む計画

2017/12/05(火)23:00
首都圏の私鉄各社が、追加料金を払えば座って快適に通勤できる「座席指定列車」を相次いで投入・強化しています。そうしたなか小田急電鉄は、特急「ロマンスカー」の新型車両を公開しました。来春の「複々線化」で運行本数が増えるのに合わせて投入する予定です。従来よりも窓を大きくするなど、より観光列車として充実させた一方、通勤用としても強化。各座席にテーブルや電源を備え、移動中も仕事をしやすくしました。通勤機能充実の狙いは、沿線人口の拡大です。複々線化を機に、通勤時間帯に停車するロマンスカーが大幅に増える海老名駅。ここで小田急グループが進めていたのは、タワーマンションの建設です。海老名をロマンスカーによって都心に通勤しやすい駅にするのに合わせ、タワーマンションを建設し、住民の流入を狙うという戦略です。「鉄道のサービス向上」と「沿線開発」を巧みに組み合わせ、将来の「人口減」に対応しようとしています。
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