【ニッポンの素材力】粘土でできた透明フィルム

2015/06/22(月)23:30
火山大国、日本ならではの素材、粘土。火山灰からできるため、日本に豊富に存在します。山形県の鉱山でとれる「モンモリロナイト」という粘土は、新たな素材として進化していました。開発が進む研究所で作られていたのは透明なフィルム。耐熱性に優れ、車のエンジンや工場の配管など高温の環境でも使用できます。さらに気体をさえぎる能力も優れているため、燃料電池車の水素タンクへの利用が期待されています。透明性を生かしてディスプレーに使えば、柔らかいテレビもできるかもしれません。実は、フィルムを透明にするには困難もありました。天然の粘土は不純物が多く、フィルムの色が濁ってしまいます。そこで粘土を合成し、天然と同じ効果を持つ透明な粘土を作ったのです。日本で生まれた粘土が今後、さまざまな産業を発展させるかもしれません。大江麻理子キャスターの取材です。


取材先

・産業技術総合研究所
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