客を笑顔に 地方を元気に!菓子専門店の独自すぎる経営術

2019/02/07(木)22:00
昭和22年創業、東京上野のアメヤ横丁に本店を構える「二木の菓子」。
林家三平が主演する「♪ニキニキニキニキ 二木の菓子」のCMでも知られる老舗の菓子専門店だ。
菓子は単価が安く利益率が低いため、専門店は成功できないと言われてきたが、二木の菓子は独自の商法で着実に成長し続け、現在首都圏に17店舗を展開。その戦略は、地方に埋もれる美味しい菓子を発掘する、という手法にある。菓子業界をけん引する老舗菓子店の独自経営術に迫る!

地方に埋もれた名もなき菓子を発掘!
東京、上野のアメ横に長年客に愛され続ける店がある。それが、いつも客で賑わう「二木の菓子」だ。人気の理由は豊富な菓子の品揃え。実に10000種類に及ぶ。アメや柿の種などの定番物をはじめ、珍味や輸入物も充実。店はさながら「菓子のテーマパーク」のような空間になっている。そして地方の銘菓を数多くそろえているのも二木の菓子の強さ。地方に眠る銘菓を探し求めて、毎月、300種類もの商品を試食する「仕入れ会議」を行い、厳選したものを商品として販売。それが、「他にはない本当においしいお菓子がある」とお客から支持を得ている。

お菓子で「人を幸せにしたい!」
1947年、創業者(二木源治)が、上野のアメ横にみかん箱一つ分のスペースで販売したのが二木の菓子の始まり。現社長の正人は源治の次男として生まれる。高度経済成長の波に乗り、菓子の販売だけでなく、喫茶店のチェーン化やパチンコ店、そしてゴルフ用品の販売など事業を多角化し成功。
しかし、1992年の大店法の改正でピンチに。巨大ショッピングモールが出来たことで、業績は落ち、次々と事業を撤退する羽目に。正人は創業者の原点でもある「お菓子でお客を笑顔にしたい」という思いから、地方の菓子に目を向け、差別化を図った店舗運営を行うことで事業を軌道に乗せている。
さらに5年前には、地方の菓子メーカーと協力して、プライベートブランド「ふたつ木」も立ち上げた。

日本の地方菓子で世界に挑む!
ここ数年、二木の菓子は外国人客が急増している。メードインジャパンの菓子がお土産に喜ばれるのだと言う。そうした傾向を背景に、二木は、ある挑戦に踏み出した。今年11月に、タイのバンコクに初の海外店をオープンしたのだ。タイ人からの評判も上々。タイを皮切りに、世界にメードインジャパンの地方菓子を売り込もうと二木は意気込む。
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