世界を変える医療第2弾 もう神の手はいらない!?…VRで外科医を支援 常識を覆す最先端医療に迫る!

2020/04/23(木)22:00
手術中に目を疑うような光景が…。医師たちがゴーグルを装着し、空中で手を動かしながらやりとりしている。実は、彼らの目には、手術を受けている患者の臓器の3D画像が見えているのだ。これぞⅤR(バーチャルリアリティ)を使った最先端の手術だ。このシステムを使うことで、難しい手術もより早く正確に行うことができるという。世界を変える医療・第2弾、常識を覆す最先端医療に迫る。

<もう神の手はいらない!? VRを使った最先端医療>
都立駒込病院で、腫瘍の摘出手術が行われていた。手術が始まると同時に、医師とスタッフがみなVRゴーグルを装着、空中で手を動かし始めた。実は、彼らには患者の臓器の3D画像が見えているのだ。難しい手術だが、この画像を確認しながら手術することで、スムーズに終えることができた。この驚きのシステムを開発したのは、外科医として現場に立ちながら医療用VR事業を展開する「ホロアイズ」の杉本真樹。CTやMRI画像をもとに、3次元のVRを作り出すこのシステムは、1症例1万円、年間契約なら71万円で使い放題、いまや全国110の施設が導入している。

<医師の負担を減らしたい!3D化への挑戦>
なぜ、こんなシステムを思いついたのか?2004年当時、杉本は病院に勤務していたが、疲弊して辞めていく医師が続出していた。なんとか負担を軽減できないか?そんなとき、医師たちがCTやMRI画像を診断するのに時間をかけている様子を見て、「人間の体は立体、最初から3次元で見ればいいのに」と考えた。杉本はCTデータを3次元化できるソフトを見つけ、モニターに出しながら手術を行うように。そんな噂を聞きつけ、連絡してきたのがなんとゲーム開発者・谷口だった。そして、二人は画期的なVRシステムの開発に乗り出す。
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