“災害列島”命を守る 鉄の技術集団の底力

2012/11/29(木)22:00
地震、水害、土砂崩れ…日本列島を容赦なく襲う自然災害。日鉄住金建材がいま開発に力を注ぐのが、鉄を使った防災技術だ。そうした技術は、実は私たちの知らないところですでに威力を発揮している。まさに災害から命を守る“鉄の技術集団”、その最前線に迫る。
<日本列島を襲う自然災害…鉄の新技術で命を守れ!>
9月に神奈川・横須賀市で起きた、京浜急行の脱線事故。豪雨による土砂崩れに電車が突っ込み、30人近い重軽傷者を出した。しかし、事故現場から2キロ程の同じような急斜面は、なぜか“無事”だった。実はその斜面には、日鉄住金建材が開発した土砂崩れを防ぐ鉄の技術が施されていたのだ。7月の九州北部豪雨でも、日鉄住金建材の鉄の防災技術は威力を発揮していた。川の上流に設置された鋼鉄製のダムが土石流による流木や岩石を食い止め、村を救ったのだ。災害が起きて初めて知る防災技術の数々。私たちの命と生活を守る、知られざる技術力に迫る!
<最新技術を生み出す“マル秘”巨大研究所>
日鉄住金建材は、建築建材のほか、ガードレール、高速道路の防音壁、照明柱や信号機の柱など、たくさんの製品を作っている。そうした様々な技術を生み出す最前線の研究所にカメラが入った!より安全なものを生み出そうと奮闘する技術者たち。高速道路に欠かせない、あるモノの実験を初披露!
<自らの被災体験を防災製品に生かす!>
東日本大震災では、日鉄住金建材の仙台製造所も甚大な被害を受けた。当時、工場内で働いていた社員は近くの高台に逃れ無事だったが、外出中だった工場長だけが津波に飲まれ、帰らぬ人となってしまった。茫然自失の従業員たち…。
だが自らの被災経験を生かそうと、仙台製造所では今、次々と新たな防災製品を生み出している。その一つが津波から命を守る「避難タワー」。社長の増田は言う。「技術革新に終わりはない!」
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