急成長アウトドアメーカーの客感動戦略

2014/09/18(木)22:00
新潟県三条市のキャンプ用品メーカー、スノーピーク。“スノーピーカー”という熱烈ファンを生んでいるほどの人気ぶり。強豪ひしめくアウトドア業界で、なぜスノーピークは急成長しているのか?「これまで世の中にないものを作る」。社長の山井太は、商品作りの極意をこう語る。そして、そんな“究極商品”を生み出すのは、「超」のつくほどキャンプ好きの社員たち。「こんなの欲しかった!」とユーザーに言わしめる、スノーピーク流“客感動”戦略に迫る!
<熱狂ファン続出!アウトドア業界の風雲児>無名だったメーカーに、なぜ熱烈ファンが?他社にあるものは作らず、品質には徹底的にこだわる。こうした独自戦略が客の感動を呼んでいるのだ。そんなスノーピークの前身は、社長の父親が創業した、登山用品や釣り具の製造・販売の会社。それを人気のアウトドアブランドへと成長させたのが、二代目社長の山井だ。それにはあるきっかけが…。
<崖っぷちで大勝負!究極のユーザー中心経営>スノーピークは、毎年全国で「スノーピークウェイ」というキャンプイベントを開催している。実はスノーピークは1993年をピークに業績が悪化、6期連続で減収となっていた。もがき続ける中で復活の契機となったのが、スノーピークウェイだったのだ。そこに来ていた客が口々に言ったのが、「高い」「店の品ぞろえが悪い」ということ。山井はこれを解決するために、大勝負に出る。問屋との取引を全廃し、1000店舗以上あった販売先を250店舗に縮小。これを機に見事にV字回復、売り上げは41億円へと急成長を果たした。
<地場産業と世界を目指す!>スノーピークには、地元の工場で製造した商品がたくさんある。燕三条には金属加工技術を持った古くからの町工場があり、山井は「質のいいオンリーワン製品」を、共に開発し続けている。山井が描くスノーピークの未来図は、地場産業と一体となった世界展開だ。
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