ZOZOの野望

2018/09/25(火)21:54
ZOZOTOWNの前澤社長。42歳。率いるスタートトゥデイは、時価総額1兆円以上。インターネット上で様々なブランドの服を販売している。「ファッション革命」を目指し、投入したのがZOZOスーツ。人の身体を正確に自動測定し、これまでのS・M・Lではなく、その人にぴったり合った着心地の洋服をフルオーダーできるシステムだ。最近は、世界で初めて民間人として「月旅行」への参加を発表、「規格外」のアパレル業界の風雲児として注目される。これから手がけるビジネスは、いったい何をもたらすのか?独占取材で追った。

なぜ若者はZOZOTOWNで服を買うのか?

これまで数々のファッションブランドが挑戦してきた洋服の通販サイト。しかしそのどれもが思うように収益を上げられていない。そんな中、一人勝ちしているのがZOZOTOWN。6700以上のブランドの商品を一度に見ることができる“仮想ファッションタウン”としての利便性がウケ、独自の割引クーポンを発行することで価格への関心が高い若者たちから人気となった。さらにZOZOTOWNが支持される理由がもう一つある。“ZOZOBASE”と呼ばれる倉庫では納品された各ブランドの服の採寸作業が行なわれている。タグに書かれたサイズを、より正確な寸法にしてHP上で掲示、サイズに敏感な若い女性たちの支持も得てきた。

全ての人に、「自分に合った」ファッションを!

「身長が低くて自分に合う服がない!」という若い頃からのコンプレックスがあり、「世の中には自分に合う服がない!」と語るZOZOTOWNの前澤社長。これまで常識に囚われないサービスを打ち出してきた。“送料自由”や“ツケ払い”など通販サイトのタブーに挑戦し物議を呼んだ。そんな前澤社長が満を持して、昨年発表したのがZOZOスーツ。世界初の採寸ボディスーツで個人個人の体型を正確に計測し、オンリーワンの服をオーダーメイドするプライベートブランドを立ち上げたのだ。しかもそのスーツを無料で配布したことでも話題となる。その裏では、苦労の連続。スーツの量産体制に問題が生じ、大幅な仕様変更を余儀なくされたほか、PB商品のTシャツやジーンズなどを生産する中国工場では、無数のパーツを組み合わせる工程で、数々の問題が生じていた。一方で7月には女性用下着や靴のフルオーダーサービスも発表。数々のトラブルに見舞われながらも、なぜ前澤社長は、次々に新しい試みを打ち出し続けるのか?「ZOZOスーツ」から始まるアパレル革命の、その先とは?
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