稼げる!驚きの“野菜”革命

2018/11/27(火)22:00
 猛暑に台風、地震…。自然の脅威に晒された、今年の日本。農業も水不足などで大きな被害を受け、野菜の価格が高騰。消費者にも影響が広がった。
 予想外の自然災害に加えて、担い手の高齢化、後継者不足、耕作放棄地の増加も深刻化している。それらの問題を一気に解決しようというプロジェクトが今、動き出していた。「災害に強く」て、「作物の安定供給」が可能。さらに、消費者には「安い野菜」を提供できて、「誰でも簡単に稼げる」という取り組みだ。
 これまでの農業の常識を覆す可能性を秘めた、日本発の農業革命を独占取材する。

「見捨てられた土地」からの“革命”! ニッポン農業を変える挑戦

福岡県に拠点を置く「グリーンリバーホールディングス」。建設現場の足場から新幹線の工事まで手がけるベンチャー企業だ。2012年に太陽光発電所建設に参入。独自の特許工法で九州のメガソーラー施工の4割のシェアを持つ。
しかし、社長の長瀬勝義さん(41歳)は「太陽光事業は建設して終わり」「発電したエネルギーも都会へ送られる」と、地元の安定的な雇用につながり、地方が活性化できる事業を模索していた。そこで目をつけたのが、農業だ。
建設のノウハウを生かしてIoTを駆使した「スマートハウス」を開発。葉物野菜ならなんでも効率的に栽培できる方法を確立した。去年9月からは、岩手県八幡平市の放棄されたビニールハウス100棟を再生し、作物の栽培をスタート。大手スーパーや「俺のイタリアン」などの飲食店にも少しずつ供給を始めるまでに育っていた。
 長瀬さんの次のステップは、このノウハウをビジネスモデルとして全国に展開すること。日本に、次世代の農業は浸透するのか?

「誰でも簡単に稼げる」!? …未来を賭け “素人”が農業参入

7月、長瀬さんは、福岡県久留米市にある5000平米の耕作放棄地に4棟の「スマートハウス」を建設。農業経験「ゼロ」の企業を訪ねては「作物の管理はほぼすべて、グリーンリバーが担当。農業に参入する人は、日常的な作業と収穫作業をこなせばいいだけ」と参加を呼びかけた。「1日5時間程度働いて、しかも週休2日」も売り文句。「きつい、汚い、儲からない」というこれまでの農業のイメージを、一変させようというのだ。
 それに興味を示したのが、地元の建設会社や農業資材販売会社。将来の事業展開に悩んでいるが、新しい収益の柱を打ち立てられずにいた企業だ。
 “素人”企業を巻き込んで、いよいよ作物の栽培がスタート。しかし、「素人でも作れる」はずの農業に、思わぬ落とし穴が…。果たして無事、収穫を迎えることはできるのか?
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