消費税増税から1ヵ月…“大増税時代”を生き抜く道!

2019/11/05(火)22:00
 消費税増税から1ヵ月。軽減税率やポイント還元が導入されたものの、消費者の節約志向は根強い。お得に買い物するだけでなく、仕事に復職して世帯収入を増やそうという主婦や、スマホを使ったキャッシュレス決済でポイント還元に挑戦しようという中高年男性も。あの手この手で生活防衛しようとしている消費者たちの1ヵ月をドキュメントする。
一方、政府内では医療や介護など社会保障の負担を増やす案が浮上している。社会保障を充実させるための消費税増税…果たして、増税の先に安心して暮らせる未来は待っているのか考える。

客が集まれば半額に!? “節約の秋”狂騒曲
 愛知県にある衣料品店、オーバヤシ。消費税増税で5割以上減少した客足を挽回しようと、ある大胆なセールを始めた。店内で見知らぬ客同士が声をかけあい、50人集まれば全員の買い物が50%引きになる「グループ割」だ。増税による家計負担を少しでも減らそうと、家族総出で買い物にくる客も。果たして、大幅割引は成立したのか。
一方、増税をきっかけに、新たな消費スタイルも広がりつつある。川崎市に住む久壽米木(くすめぎ)勝さん(54歳)は、子供に勧められスマホを使ったキャッシュレス決済に挑戦していた。現金派の久壽米木さん、商店街に繰り出し初めてのキャッシュレス決済に挑むが…


「家計防衛」最前線 “出張シェフ”が救世主!?
千葉県に住む冨士さん一家。消費税増税を前に緊急の家族会議を開いた。「収入を増やさないといけない…」子育て中の妻は働きに出ることを決意した。調理師の資格を活かして依頼人の家庭で食事を作る「出張シェフ」だ。予算の範囲内で買い物をし、依頼人の自宅台所で調理する。育児に専念していた生活から一転、収入を得ることの大変さを知ることに。一方、「出張シェフ」を依頼した佐々木さん一家にも狙いが。プロに食事の作り置きをしてもらうことで、月に4万円以上あった外食費を約2万円も節約できるというのだ。それぞれの家族の“家計防衛戦”が始まった。

キャッシュレス決済で“増税分”を取り戻せ!
増税をきっかけにキャッシュレス決済を広めようとしているのが決済アプリ「メルペイ」の山代真啓さん。「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる東京・巣鴨でメルペイ教室を開いたり、大規模なポイント還元キャンペーンを展開したり。増税前の駆け込み需要もあって順調に利用者数を伸ばすが、若者や高齢者層への浸透は今ひとつ。しかも、メルペイを導入した商店では相変わらず現金での支払いがほとんどだ。一過性のブームに終わらせないために、山代さんが打つ次の一手とは…

増税の先に“夜明け”は見えるか
私たちの社会保障を充実させるための消費税増税。しかし、ここにきて、給付を減らし、負担を増やす案が浮上している。一体、何のための増税だったのか。社会保障改革を話し合う政府の有識者会議のメンバーで、サントリーホールディングスの新浪剛史社長や消費税減税を訴えるれいわ新選組の山本太郎代表を直撃。私たちの将来の社会保障はどうなるのか…増税の先に安心して暮らせる未来は待っているのか考える。
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