未知のウイルスを知る!~いま中国から日本が学ぶこと~

2020/04/28(火)22:00
収まる気配は全くなく、日々感染者が増える新型コロナウイルス。
そんな日本とは対照的に、ピークは過ぎ、平穏の日常を取り戻しつつあるのが中国だ。
2ヵ月余りで感染拡大に歯止めをかけた中国は一体何をしたのか?
中国一の商業都市・上海のビフォーとアフターから、拡大を防止する方法を学ぶ...。

中国・上海のいま
上海の観光スポット、そして繁華街は、4月になって人が溢れかえっている。
新型コロナウィルスの感染者が減り、「巣ごもり生活」から解放されたのだ。
みな一様にマスクを着けているが、以前の明るく楽しい姿を取り戻したように見える。
2月に日本同様、「マスク争奪戦」が、繰り広げられていた薬局。
再び、この薬局を訪ねると、以前のような殺気立った雰囲気はなく、あれだけ手に入らなかったマスクも普通に買うことができた。

中国・上海が感染拡大を防ぐためにやってきたこと…
1月の下旬から徐々に規制し、新型コロナウィルスの感染が拡大しないようにしてきた上海。
上海市内に入る道では、車に乗るすべての人の体温を調べ、熱があったら立ち入り禁止。
市内のほとんどのビルやマンションでも同様の措置がとられた。
また、「接触感染」を防ごうと、エレベーターのボタンを直接触れないような方策がとられ、どの地域のどの建物に感染者がいるかを、携帯のアプリで情報提供した。昨今よく言われる「個人情報保護」とは無縁の世界が、そこにあった。

感染者がいたマンションは今?
感染者がでたマンションを再び訪ねると、マンションのゲートでは、入国審査並みのセキュリティチェック。感染者も普通の生活に戻っているのに、敷地内の庭やエレベーター、廊下などを、1日2回、専門業者が消毒して回っていた。ピークが過ぎたにもかかわらず、「コロナ対策」の手を緩めていないのだ。

上海コロナ対策の基幹病院を単独取材
いまだ100人以上の人がコロナで入院している上海のコロナ対策の基幹病院の取材が許された。
専門化が集う「指令室」には、巨大なモニターがあり、コロナ患者の詳細な情報が映し出されていた。
驚くべきことに、現在入院している患者の多くは、10代から20代。高齢の人たちは、ほとんどいなかった。
そして、患者たちの症状も、これまでに来ていた「コロナ患者」の症状とは、違うものが多かった。
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