ヤンキーを戦力に!~新たな“働き手”発見~

2020/10/13(火)22:00
不良少年や不登校だった中卒、高卒の若者たちを集めて訓練し、大手企業で活躍する人材に育て上げる異色のプログラムがある。その名も「ヤンキー・インターンシップ」。開始から4年で卒業生は300人を超え、いまやソフトバンクなど大手企業で戦力として働いている。このプログラムを立ち上げたのは、自らもどん底から這い上がった元ヤンキーたちのスタートアップ企業「ハッシャダイ」だ。
大卒と中・高卒の間にある学歴格差、さらに東京と地方などの間にある情報の格差をなくし、"道"を外れてしまった若者たちに、人生を切り拓くチャンスを与えている。人手不足の日本で、女性、高齢者、外国人と新たな働き手を探してきたが、中小企業以外でもいま、中卒・高卒の若者たちを新たな戦力として考える動きが出ている。
既存のシステムで見落とされてきた若者は、今後さらに必要になってくるはず。ハッシャダイの取り組みを追い、そのヒントを探る。

◎ヤンキーの人生を変える「三方良し」の関係
ヤンキーインターンに参加できるのは、17歳から24歳までの非大卒、いわゆる中卒、高卒だ。
非行に走った少年少女の中で、「人生を変えたい」というやる気のある者を募っている。
参加費は無料で、研修中は、住まいと1日1000円の食費まで提供している。
研修では、名刺交換などビジネスの基本マナーやマーケティングなどを学ぶほか、通信機器の営業などの実践も。そして夜は、シェアハウスで反省会とロールプレイング、みっちり鍛え上げられる。またここで、学校では得られない仲間との絆が生まれ、研修からの脱落を防ぐという。
研修の参加費を無料にできるのは、インターン生が営業で稼ぐ「カネ」と、卒業後の企業への紹介手数料を収入源としているから。参加への壁をできるだけ取り払うための工夫だという。
「学歴が無くても質の良い人材を取りたい」企業にとって、ハッシャダイで鍛えられた若者は魅力的。ハッシャダイ、若者、そして企業にとって、「三方良しの関係」が成り立っている。

◎ハッシャダイで鍛えられる若者たち 
番組では、4月に入った若者たちに密着。
・うつ病になり大学に進学が出来なかった20歳の男性。
「ヤンキーインターンで頑張って、親孝行したい」と岩手から上京。
しかし、実践としてやる営業で一苦労。1日に100件以上電話で営業するが、思うようには売れない。「やめたい」と何度も思うが、一緒に研修に参加している仲間がそれを踏み留まらせる。
・幼いころから経済的に恵まれなく、アルバイトでお金をため、大学に進学しようとするも、
親が病気になり大学に行くのを断念した男性。友達たちが大学を卒業し、就職していくのを見て、「自分も環境を変えたい。クリーンな仕事について家族を幸せにしたい」とハッシャダイに。
何としてもホワイトカラーの就職をと奮闘する。

◎ハッシャダイ×三井物産 
大手商社三井物産のネットを使った新規事業。
その営業に、ハッシャダイが選ばれた。迅速な対応と実績が三井物産の担当者の目にとまったのだ。
ハッシャダイの社員も「生きている限り、三井物産のみなさんと出会ったり、話す事なんて正直ないと思ってた」という・・・。
三井物産と中卒、高卒の若者のコラボは成功するか!?
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