客をつかむ!独自の戦略 ホームセンターの今

2014/05/06(火)22:00
 日曜大工用品や園芸用品、日用雑貨などを販売するホームセンター。店舗数はこれまで右肩上がりで増え続け、いまでは全国に4500店以上もあるという。ところが、店が増えたことにより、最近ではホームセンター同士の集客争いが激化。家電量販店や100円ショップなど、他の業界との競争にもさらされている。そんな中、ターゲットを絞り、特色ある店を作ることで、客をつかもうという動きが出てきた。ホームセンターの最新の戦略を取材する。
 首都圏で「ユニディ」というホームセンターを展開するユニリビングは、去年10月、新業態の店をオープンした。それが「ユニディあざみ野ガーデンズ」。ターゲットは、「百貨店や雑貨専門店に行くような30代~40代の女性」という。ブランドの輸入雑貨や調理器具など、一般のホームセンターにはない商品が店内に並ぶ。4月1日、生活用品製造卸のアイリスオーヤマが、そのユニリビングを買収した。アイリスの大山健太郎社長はこう話す。「このままだと、全ての企業が生き残るのはなかなか厳しい」買収の裏には、ホームセンターが過当競争にさらされ、業界全体が厳しい状況に置かれているという危機感がある。生き残るための、アイリスの戦略とは!?
 工務店の関係者や職人など、“建築のプロ”向けの商品を拡充しているホームセンターがある。リクシルグループが運営する「ビバホーム」だ。プロ仕様の工具や資材などの品揃えを増やし、職人向けのオリジナル商品も開発している。景気が上向き、住宅着工やリフォーム工事が増える中、その戦略は功を奏している。そのリクシルが、いま出店を加速しているのが、「建デポプロ」という建築業者向けの専門店だ。朝6時半にオープンするため、現場に向かう前の職人たちが必要な資材や工具を購入していくという。しかも、店は会員制で「一般客は立ち入り禁止」。そこに、どんな勝算があるのか!?
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