今こそ、“植物”で人を呼ぶ!

2015/05/19(火)22:00
世界中で希少な植物を採取して日本に運び込み、“プラントハンター”と呼ばれる男がいる。西畠清順さん(34歳)。兵庫県川西市で明治元年から続く、花や植物の卸売り問屋「花宇」の5代目だ。西畠さんは卸の仕事だけでなく、自らが世界各地で採取してきた植物を使ってイベントのプロデュースなどを手掛けている。例えば、長崎のハウステンボスでは、世界の珍しい植物を集めた「世界一周植物園」というイベントを開催。また、東京・代々木の商業施設には、オーストラリアに生息する巨木「ボトルツリー」を移植。他にはない施設のシンボルを生み出した。こうした施設からは、集客の起爆剤になるとして人気だ。そんな西畠さんに、神戸にある商業施設から、新たな依頼が舞い込んだ。近年、周辺に次々と競合施設ができた影響で、来場客数が前年割れを続けているという。客を呼び寄せるため、屋上庭園のテコ入れを任された西畠さん。ある巨木をシンボルツリーにしようと、イタリアへ向かった。一方、1872年に創業し、全国に約180の店舗を展開する日本最大級の花き小売企業 「日比谷花壇」。「花が売れない」と言われる中、年間売上高は約207億円。2012年以降、右肩上がりで売上を伸ばしている。好調な業績を支えているのは、花と緑に囲まれた高齢者住宅の展開、花でおくるお葬式事業など、次々と打ち出している新規事業だ。そんな日比谷花壇がいま力を入れるのは、「フラワースイーツ事業」。2013年12月に、香りの高い希少なバラ「さ姫」を使用して開発したスイーツを期間限定で発売したところ、完売。翌年からは定番商品となったが、贈答用を見込んでいたため価格も高めだった。そのため今回、より気軽に食べてもらおうと、新たなフラワースイーツの開発が始まった。
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