“捨てられるモノ”が画期的な商品に変わる!

2015/05/26(火)22:00
野菜や果物を使って作られたクレヨンが、いま人気となっている。その名も「おやさいクレヨン ベジタボー」。「赤」「青」「黄」といった色ではなく、「ほうれんそう」「りんご」「とうがらし」など、野菜や果物の名前が書かれている。実はこのクレヨン、形が悪い、傷があるなどの理由で捨てられてしまう廃棄野菜を使って作られている。手掛けているのは、青森市でデザインの仕事をしていた木村尚子さん。小学生の娘がお絵かきを好きなことから、クレヨンの製作を思いついたという。集めた廃棄野菜はパウダー状に加工。それを名古屋市の町工場が試行錯誤の上にクレヨンに仕上げてくれた。木村さんはいま、廃棄野菜を使って、クレヨンに続く新たな商品の開発に乗り出している。果たして、どんな商品なのか?一方、放置されたままになっている竹を使って、青果物の鮮度保持剤を開発した会社がある。佐賀県のベンチャー企業「炭化」だ。炭化の鮮度保持剤の特徴は、竹だけでなく三番茶も使っていることだ。通常、茶農家は4月から6月にかけて採れる一番茶と二番茶を売りにだすが、7月から8月に採れる三番茶は風味が落ちるため、売らずに捨てられてしまうケースもある。炭化はその三番茶を加えることで、鮮度保持剤の効果を上げることに成功したという。この鮮度保持剤に、いま企業も注目を始めている。その中の1つが香港の高級スーパー「シティ・スーパー」だ。シティ・スーパーは日本からの野菜の輸送に、炭化の鮮度保持剤を使いたいと考えていた。これまで野菜の輸送は航空便を利用していたが、長時間の保持が可能なら、船便で運ぶことでコストを抑えることができるからだ。4月、野菜を積んだコンテナに鮮度保持剤を入れ、輸送実験が行われた。果たして、放置されていた竹や三番茶で使って作られた鮮度保持剤は、博多から香港まで野菜の鮮度を保つことができるのか?
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