中興化成工業株式会社 ふっ素樹脂加工メーカー

2019/07/20(土)18:00
今回注目したのは、ふっ素樹脂加工技術で日本のモノづくりを支える中興化成工業株式会社。
ふっ素樹脂とは、蛍石という鉱物から採れるフッ化カルシウムを元に作られる合成樹脂。
物がくっつきにくく、熱に強く、燃えにくく、化学薬品に触れても変質しないなど、さまざまな特性があります。
私たちの身近なところでは、ふっ素樹脂コーティングされたフライパンが、焦げ付かず、洗いやすいということで人気があります。
しかし、ふっ素樹脂が活躍しているのはフライパンだけではありません。中興化成工業はふっ素樹脂を加工して、さまざまな工業用製品を作り、日本のモノづくりに貢献しています。
例えば、「ふっ素樹脂チューブ」は高温の化学薬品を通しても変質しないため化学ブラントで活躍。「ふっ素樹脂ベルト」は高温のものを乗せてもくっつかず、
変質もしないため、食品などの製造ラインで使われています。その他、半導体製造や、宇宙ロケットの部品まで、様々な分野で多彩な製品が活躍しています。
中でも、中興化成工業が国内トップシェアを誇るのが、ガラス繊維にふっ素樹脂をコーティングした建築用の膜材。汚れがつきにくく、軽くて透光性があり、
燃えにくくて紫外線にも強いため、東京ドームの屋根をはじめ、スポーツ施設や、鉄道の駅、海外の国際空港、文化施設など、さまざま場所の屋根に使われています。
中興化成工業は、長さ数百メートルにもおよぶ巨大な膜材にふっ素樹脂をコーティングする独自の設備と高い技術力を持っています。
創業1963年、従業員約500人、年商180億円。ふっ素樹脂のコーティング技術では、世界トップレベルのガリバー企業、中興化成工業。その実像に迫ります。
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