【為替見通し】「リスク選好回復でも上値重いドル円」

2019/01/28(月)05:45
28日の為替相場見通しをFPG証券・深谷幸司氏が解説。ドル円相場の予想レンジは109円10銭~109円90銭。今週はFOMCが開催されるほか、米中閣僚級の貿易協議が開催され、英国議会ではEU離脱代替案の採決、週末には米国の1月雇用統計が発表されるなど材料が目白押しとなっている。28日は先週末にかけてリスク選好が強まった流れのまま、株高円安バイアスとなりそうだが、この先の材料を前に動きが鈍る可能性がある。注目ポイントは「リスク選好回復でも上値重いドル円相場」。ドルと円はともに安全通貨とみられているためリスク回避で買われる一方、リスク選好が強まる中では売られるという性質がある。年初からリスク選好は回復し、ただ、新興国市場堅調な中でドル指数は下落。足元ではユーロやその他の通貨に対して円安が進んでいるが、ドルがこれらの通貨に対して全般的に下落しており、それがドル円相場の上値が重い要因となっている。今後については、ドル円相場が110円台に定着するためには、強い経済指標で米国の経済の不透明感が払拭され、米国の長期金利がさらに上昇することが必要で、なお時間がかかるとみられる。110円に定着する時期は早くて3月、あるいは4月までずれ込む可能性がある。
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