米NY原油 6月物も暴落↓43.4%

2020/04/22(水)05:45
ニューヨーク市場で20日にWTI原油5月物は史上初めて「マイナス価格」をつけました。21日から実質的に取引の中心となっている6月物も前日の清算値と比べ43.4%の大幅な下落となりました。6月物の終値は前日の清算値から8ドル86セント安い、1バレル=11ドル57セントでした。新型コロナウイルスの影響で需要が大きく落ち込む中、原油の貯蔵スペースの不足も重なり、下押し圧力となっています。こうした事態を受け、サウジアラビア政府は21日、国営通信を通じ、「産油国と追加措置を講じる用意がある」と表明しました。ダウ・ジョーンズ通信によりますと、サウジなどは追加の協調減産の協議のため、5月10日にも会合を開く方向で調整しています。また、アメリカではトランプ大統領が21日、ツイッターへの投稿で、国内の石油関連企業の資金繰りの支援策を取りまとめるようムニューシン財務長官などに指示したと明らかにしました。トランプ氏は20日には原油の戦略備蓄の積み増しや、サウジからの輸入停止を検討すると表明していて、国内産業の支援に力を入れる構えです。
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