きっかけは「日本の伝統芸術」MITが滑らない靴開発

2020/06/02(火)15:00
アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)が開発したというこのシューズ。
靴底には、美しい幾何学模様。その特性とは。

靴に力を加えない場合は、靴底は平らな構造ですが、
力を加えて折り曲げると、立体的な構造に変化します。
これがスパイクの役割を果たし、地面との摩擦が増え、滑りにくくなるのだといいます。

2次元の構造から、3次元の構造を生み出すというこの発想、
日本の伝統的な芸術、切り紙(切り絵)に触発されたということです。

研究者たちは、ボランティアによる実験を行い、スニーカーやブーツなど様々な靴に、
開発した切り紙のコーティングを貼り付けて、氷の上を歩いてもらいました。
その結果、摩擦の発生量が20%から35%も高くなったといいます。

研究者たちは、
「この切り紙コーティングは、軽量で着脱が簡単な上に、摩擦に優れている。滑りや転倒のリスクを軽減することができ、公衆衛生上重要な役割を果たす可能性がある。」
とコメントしています。

引用元
●論文:Nature Biomedical Engineering(※オープンアクセスはAbstractのみ)
Sahab Babaee et al., Bioinspired kirigami metasurfaces as assistive shoe grips
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