コロナに思う♯3 WBS×鎌田實氏

2020/04/07(火)23:00
各界の著名人によるリレーメッセージ「コロナに思う」。3回目のきょうは末期がんの患者との交流をつづったベストセラー「がんばらない」で知られる医師で作家の鎌田實さんです。外出自粛を受け入れて乗り切るためのメッセージです。

============================
ついにきょう緊急事態宣言が発令されました。ブログでもずっと言い続けてきたのですけど、もう1週間前にやらないといけないですよね。遅い、遅い。全てが遅い。しかし発令したことは評価します。しかし言いたいことは、国民に行動制限をかけるわけですから信頼のできる政府になってほしいと思います。透明性を高めて隠蔽をしない、情報を丁寧に出して、そして国民に丁寧に、できるだけ刻々と状況を国民にわかりやすく説明することが大事です。

そして、医療がとても疲れています。もともとこの政権で7~8年、医療費抑制でけっこうボディブローのように医療は疲れきっている状況に、今回の新型コロナウイルスの問題が起きてきていますので、そこで格闘していて、医師や看護師が1人でも感染すると次々に院内感染を起こしていく。それを支えるサージカルマスクも無い、ガウンも無い、ECMO(人工心肺装置)も人工呼吸器も、決して多くの病院がこれから必要になってきたとき十分では決してありません。病院を崩壊させないために、どうしたらいいかということが問われています。

最後に言いたいことは “離れてつながる” です。とにかくまず離れること。離れながら、孤立化しないこと、つながることがとにかく大事です。SNSを使ってでも、あるいはお年寄りの方たちは電話を使ってでも、とにかく1人にならないこと。フレイル=家の中で閉じこもってボーっとしている時間が多くなると、虚弱というのが起きてきます。こんなときに虚弱にしないためにはちゃんと生活習慣の中にスクワットとか、かかと落としというようなものを取り組みながら、そして栄養面もきちっと考えながら、心が鬱々とならないようにしていくことが大事です。

離れてつながることを忘れないようにしてください。
続きを読む