コロナに思う♯8 田嶋幸三 日本サッカー協会 会長

2020/04/14(火)23:00
各界で活躍する人によるリレーメッセージ、「コロナに思う」です。今夜は新型コロナウイルスに感染した実体験を日本サッカー協会・田嶋幸三会長が証言、感染の危険について警鐘を鳴らすメッセージです。

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私たちサッカー協会は、2月26日に在宅勤務にしようということを決めました。それくらい、その時点で危機感を持っていたのですね。ただ、3月の2日、3日にヨーロッパの国々のサッカーの全ての会長が集まる総会、そして理事会がありまして、今で言う「3密」まさにその中にいました。我々4人で行ったのですけれども、常に食事の前には手を消毒して食事をしたり、うがいをしたり、本当にしていたのですけれども、ただその時には、どこで感染したかわからないですね、今も。

(帰国後)ちょっと悪寒がするかなと思って家で休みました。そしてその時にちょうど、セルビアの会長、スイスのサッカー協会の会長、私がちょうどアムステルダムで一緒にいた方々が次々と発症したというニュースが流れました。自分としても咳もしなかったし、それから肺炎というのは全く気づきもしませんでした。ですからスイスやセルビアの会長たちがなったという情報が流れて来なかったら、もしかしたらそのまま、働いていた可能性があり、もしくは、そうすると肺炎がもっと進行していたかもしれないと思うと、ちょっとゾッとするというか。

全く自分がその、気づかないうちに進行したり、気づかないで人にうつしたり、ということが起こり得るウイルスであるということ、これが一番僕は怖かったですし、そして自分が感染させてしまっているのではないかという人たちに、本当に申し訳ないなという気持ちを持って入院をすぐしました。

ヨーロッパのサッカーチームもほとんど練習なんか今はしていません。みんな自宅にいて、そして自分で練習するという、そういうことをやってくれています。やはり我々もそうするべきだと思うし、今は我慢して練習しないで、このコロナを落ち着かせることだという風に思っています。

今、東京はこれから感染者が増えると思います。それで検査も、もっともっとして、疫学的、公衆衛生上もそのデータとしてとっていかないと、この状況を撃退することには繋がっていかないと思います。そういうことをみんなでやって協力していきたいなと思っています。
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