コロナに思う♯12 綾戸智恵 ジャズシンガー

2020/04/20(月)23:00
各界で活躍する人によるリレーメッセージ「コロナに思う」今夜はジャズシンガーの綾戸智恵さんです。綾戸さんがいま大切にしているのは、自分の行動次第で何が起こりうるかを考える「想像力」だといいます。

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まいど。綾戸智恵です。テレビを見ますと「パンデミック」に「ロックダウン」「オーバーシュート」に「クラスター」。私は英語の歌を歌っているのですが、この4つとも難しいです。

この前、緊急事態宣言があったとき、国のリーダー、それから知事、そして専門家の人々が「なるべく外出しないで家にいてください。協力してください。」とおっしゃいました。この言葉を、国民一人一人が実行することによって、結果は出ると思います。私たちが協力しなければ、専門家の「おっちゃん」の口から出た、ただのワードになってしまいます。言葉はピューっと羽で飛んでいってしまいます。

みなさんが「遊びに行きたい!」という欲望に駆られた時、私は「想像力」を使うといいと思います。これは音楽とか、絵を描いたりする時に使う「創造力」ではなく、危機管理をするための「想像力」ですね。遊びたいな、会いたいな、パーティーしました、楽しかった、そのあと誰かが熱を出します。これで感染したことがわかります。あんなパーティーしなければよかった、もうちょっと待てば良かった、後悔だけでは終わらぬ、大きな人生の後悔になります。

「生きる」という価値観が、今回、私はコロナで変わりましたね。今まではどちらかというと、複雑なことを考えて「あーなって、こうなって」「あーやって、こうやって」。ところが今、母から渡された人生のバトン、これをしっかり次の世代に渡す、これができたら、もう最高じゃないかと思います。つなげていく、歴史をつなぐ一人になりたいなと思います。

家にいる間、みなさんは何をしていますか?私は、隣の蕎麦屋に負けないだし巻きを作ろうと、毎日練習しています。そしてパックもするようになりました。そして睡眠もたくさんとるようになりました。ツアー中、もう家に帰りたかった私が、今家にずっといてツアーに行きたい、という気持ちになっています。わがままですね、私は。でも、その時できなかったDVDをたくさん見るという欲求を今一生懸命、今日はこれから(DVDの中で)ジョン・ウィックに会いにいきます。

コンサートでまた、みなさんにお会いしたいと思います。
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