コロナに思う♯17 サヘル・ローズさん

2020/04/27(月)23:00
各界で活躍する人によるリレーメッセージ「コロナに思う」。今夜は予定を変更して、イラン出身で、難民の支援に取り組んでいる女優サヘル・ローズさんからのメッセージです。外出の自粛が続く今、この時間をどう活かすかが大切だとローズさんは考えています。

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イラン出身のサヘル・ローズです。今どう過ごされていますか。私はほぼ毎日、母と一緒にお家で過ごしています。もしくはガーデニングをしたりとか一緒に料理をしたりとか、
普段、お母さんとお話ができない歴史の話とか、なにか前以上に母親と今は会話することが多くなったと思っています。

不安な気持ちは変わらないです。同時にコロナが憎いです。何が憎いかというと、まず多くの人の命を奪っていること。例えば難民キャンプの子たちもそうですが、バングラデシュも路上生活されてらっしゃる貧しい国の方々にとっては、とても脅威になっていると思います。

ウイルスだけが問題ではなく、これから先、それから発展して餓死だったりとか食料不足だったりという様々な問題が、この後たくさん多くの国々に降りかかんだろうなということを予想しながら、いま自分に何ができるのかと日々本当に模索しています。自分なりに動画を配信したりとか、これから絵本の読み聞かせができたりしたらいいなだとか、自分は、何ができるのだろうときっと多くの人が今考えていると思います。

今回、コロナは人を離したようで、ですがそれ以上に人の心を近づけた、そんな風に思うのですね。この出来事があったことで、外国にいる多くの友人にやっぱり元気なのかと久々に連絡をしてみたりとか、同時に、なんか無力じゃないんだなと、存在することで仲間たちの心を支えることもできたりしているし、1人1人にできることはきっとあって、この時間をどういう風に使うかは本当に人それぞれだと思います。

同時に、今、頑張ってくださっている多くの方々、医療関係者、そしてコンビニもそうですし、配達をしてくれて私たちがスーパーで物を買えている。多くの人たちが外で働かなくてはいけない、怖いと感じながらも、その方々のことを忘れてはいけないですし、そしてすべてが終わったときにはちゃんとみんな会ってハグがしたいです。

今はもうハグができないこと、人と触れられないことが、こんなにしんどいのだということを痛感しています。早くみんなと抱きしめあってハグをして、元の生活からそれ以上新しい生活を皆さんと一緒に始めたいと思っています。
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