コロナに思う#37 行定勲さん

2020/05/29(金)23:00
リレーメッセージ、コロナに思う。きょうは映画監督の行定勲さんです。「GO」や「世界の中心で愛を叫ぶ」などで知られる行定監督が映画文化をコロナ後につなぐためのメッセージです。

============================
映画監督の行定勲です。

今回の新型コロナ感染拡大において、国民の皆様と同様に映画界も経済的な打撃を負い、映画館は存続の危機にひんしています。映画界全体が先の見えない不安に襲われている中、私も新作2本の映画公開が延期になりました。ディレクターを務める「くまもと復興映画祭」も延期になり、正直途方に暮れる日々を過ごしていました。

しかし、ふさぎこんでも仕方がないと奮い立たせ、オンラインで新作の映画を製作しました。タイトルは「きょうのできごと a day in the home」「いまだったら言える気がする」の2作品です。

世の中が失意に落ちているときこそ、映画やエンターテインメントは人々に希望や勇気を与えあければいけないと考えました。コロナ禍の中、どう映画を作っていこうかと考えた中で皆さんも使っているオンライン会議システムを使用し、俳優たちに声をかけ集まってもらって、それぞれが遠隔の中で集って1つの映画が完成しました。脚本から製作、公開まで2週間でたどり着きました。

私たちは芸術やエンターテインメントがやれることを今改めて考えていくときだと思っています。これからもウイルスと向き合いながら、それでも私たちは映画を作り続けようと思っています。そして、再び映画館で観客の皆様と会える日まで私たちは踏ん張り続けます。

また映画館でお会いしましょう。
続きを読む