【ニッポンの素材力】遮熱塗料

2015/08/03(月)23:00
きょう取り上げるのは熱を反射し防ぐ塗料「遮熱塗料」です。建物の壁や屋根に塗るだけで室内の温度の上昇を防げる優れた素材で、ビル等の民間施設や、学校などの公共施設で使われています。また、この塗料に目を付けたのは、岡山県・笠岡市の山中牧場。乳牛は暑さに弱く、夏は生乳の生産量がピーク時の3分の2まで落ち込むといいます。この遮熱塗料を使ってから牛舎の温度が2度ほど下がり生産が増えました。この塗料はアドグリーンコート。開発したのは東京都内にある「日本中央研究所」です。なぜ室内の温度が下がるのか?秘密は塗料に使われている材料にありました。食品の乾燥材に使われる二酸化ケイ素を球状にして塗料に混ぜてあります。直径は0.5マイクロメートル、髪の毛の200分の1まで小さくすることで熱を含む赤外線を反射するようになります。また、有害な物質の使用を極力抑えているため、環境基準が厳しい海外からも引き合いがきています。


取材先

・日本中央研究所
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