沖縄でタクシー運転手が感染

2020/02/14(金)16:54
感染の拡大が続く新型コロナウイルスによる肺炎。
きょう新たに、沖縄県で初めて日本人の感染者が確認されたもようです。

感染したのはタクシー運転手の60代の日本人女性とみられています。
国内では、神奈川県や和歌山県などで感染症例が次々に見つかっています。

現在、横浜港に停泊中のダイヤモンド・プリンセスでは、今日、陰性が確認された80歳以上の乗客の下船が始まりました。
持病がある人や窓のない部屋などに滞在する人のうち、およそ10人が埼玉県・和光市の税務大学校へ。潜伏期間が過ぎるまで滞在します。

一方、和歌山県では…

鵜飼記者「こちらの病院で、男性医師の感染が確認されました」

湯浅町(ゆあさちょう)の済生会(さいせいかい)有田(ありだ)病院に勤務する50代の日本人の外科医に、感染が確認されました。
医師は1月31日に発熱し、今月8日に肺炎と診断され、その後のウイルス検査できのう、陽性と判明しました。
感染した医師は、最近、中国へは行っていないということです。

また、有田病院の内科を受診した和歌山県内の70代の日本人男性も、感染が確認されています。
和歌山県によりますと、この男性は今月1日から発熱し、6日に有田病院に入院しました。
その後、別の病院に転院し、きのう、陽性と判明しました。

和歌山県知事「(70代男性の)発病前14日間の渡航歴は不明です。本人が重症なものですから」

70代男性は重症で、現在は集中治療室で治療を受けているということです。

神奈川県では、新型コロナウイルスに感染した80代の日本人女性が、きのう死亡しました。
国内での感染者の死亡は初めてです。
亡くなった女性の義理の息子に当たる70代のタクシー運転手の日本人男性も、感染が確認されています。タクシー運転手は、主に都内で勤務していました。
関係者によりますと、タクシー運転手は1月18日に個人タクシーの新年会に出席。新年会は屋形船で行われ、そこのアルバイトに中国・武漢の出身者がいたということです。

ただ、詳しい感染経路は分かっておらず、東京都ではこの後、会見を開き、タクシー運転手が実際に接触した人や行動範囲など、これまでに分っている情報を明らかにします。

日本感染症学会の舘田(たてだ)理事長は…


舘田理事長「今回の事例を受けて、おそらく市中に病原体が、ウイルスが広がりつつあることが明らかになってきた。今、フェーズ(局面)が変わりつつある」

舘田理事長は、風邪だと思っている人の中に新型コロナウイルスの感染がすでに広がっている可能性があると言います。

舘田理事長「(ウイルスは)せきによって広がっていく。あるいは汚染された手で粘膜に触れることで広がっていく。せきエチケットや手指の衛生を心がけることが重要」

日本の国外からウイルスが持ち込まれるのを防ぐだけでなく、国内でウイルスの感染が広がらないようにする対策が今後は重要だとしています。

一方、政府のチャーター機第2便で中国の湖北省武漢市から帰国した199人が、経過観察のため滞在していた施設から、家路につきました。
政府はさらに、第5便の派遣を発表。

茂木外務大臣:「第5便のチャーター機を16日に派遣して17日に帰国させる方向で調整が進んでいる」

政府は、この第5便で湖北省から日本人を帰国させるチャーター機に区切りをつけたい考えです。
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